ピアノのお手入れ

ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点を紹介!

ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点を紹介!
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ピアノの置き場所で、2階に置きたい!と思う方もいらっしゃいますよね。

でも、ピアノは小さいものでもないし、2階に上げることなんてできるの?あんなに思いものどうやって運ぶの?と疑問に思ったりしませんか?

窓際に置くのも、ピアノに負担がかからないのかなど、ピアノを設置する上で注意した方がいい点をお伝えしていきます。

今回は、ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点を紹介!と題してお届けします。

ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?

ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点を紹介!

ピアノを2階への搬入ですが、条件次第でできる場合とできない場合があります。

基本的に、アップライトピアノもグランドピアノも、クレーンでピアノを吊り上げて搬入します。

 

道路側の面にピアノが通る大きい窓がある場合

建物の道路側の面にピアノが通る大きい窓がある場合は、クレーンで吊り上げてピアノを搬入できますね。

新築でピアノを2階にあげたい場合などは、あらかじめ、ピアノの搬入できるような大きな窓をつけておく必要があります。

注意が必要な点は、ベランダなどに、日よけをつけたりすると、窓が大きくても、日よけの角度によっては、日よけが邪魔になりピアノを搬入できなくなったりします。

じゃあ、ピアノを搬入後日よけなど付け足せばいいね!と思われた方!

それはできるだけ避けていただきたいです!

後々ピアノを修理などで、ピアノの搬出が必要になる場合あります。

日よけのおかげで、ピアノの搬出が非常に難しくなってしまい、ピアノを搬出するだけで、かなりの費用がかかってしまう可能性があるのです。

ピアノは、後々修理のため、搬出が必要になるかもしれないということを、覚えておいてください。

グランドピアノの場合は、足が外れますので、そのことを踏まえて窓の大きさを考えてみてください。

 

道路側にピアノが通る窓がないが、内階段はピアノが通る場合

戸建ての場合なかなかないケースですが…。

建物の道路側にピアノが通る窓がないけれど、内階段はピアノが通る場合は、内階段からピアノを搬入します。

ただ、クレーンで吊り上げるよりも危険が伴いますし、作業も大変になりますので、費用はかかります。

この場合は、だいたい内下見が必要になるかと思います。

 

上記のどれにも当てはまらない場合

クレーンができなくて、内階段も無理なケースは、まれにあります。

この場合は、ピアノをばらして、クレーンで部品をそれぞれ吊り上げて搬入するか、階段から搬入していきます。

こちらは、調律師の人ととピアノの運送会社の人と連携して作業してきます。

 

2階に置く場合の床補強について

以前の記事でご紹介した建築基準法では、「1平方メートルあたり、180kgまで耐えられる」ということでした。

なので、2階に関しても同じようにいえるか思いますので、特に気にすることはないかと思います。

ただ、3型以上のグランドピアノの場合や、築年数が古い場合は、床補強を検討したほうがいいと思います。

グランドピアノ床補強に関する記事はこちらでご確認ください。

 

 

設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点

ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?

ピアノは、湿気に弱く、乾燥にも弱く、温度変化も嫌い、日焼けもします。

どこにおいてもいいなんてことはないので、ピアノを大事にするためには、ピアノにとっていい環境に置くということが、ピアノを長寿命に導くことができます。

まず、避けた方がいい場所を上げていきます。

 

窓際に置く

窓際ですが、やはり日が当たりやすいという面で、避けた方がいいです。

日当たりの何が悪いということですが、ピアノは気温差が大きいと、調律(音程)がずれやすくなります。

スピーカーの役割を担う響板は、天然の木材を使っているので、気温差で収縮します。

その影響で、その響板が割れれしまう可能性もあるのです。

あと、家によっては、結露が発生する可能性もありますので、その場合、湿気に注意ですね。

あとは、音がもろ外に漏れます。

隣の家が隣接している場合は、特に注意が必要です。

どうしても、窓際にしかピアノを置くスペースがないという場合は、以下の対策をしてください。

 

窓際に置く場合の対策

・日が当たる時間は遮光カーテンをしておきましょう。

・窓を開けてもいいが、急に雨が降ってきたりする場合に、ピアノが濡れてしまう可能性があるため、厳重に気を付けましょう。

・窓に結露が発生する場合、ピアノの中でも結露が発生する可能性大です。

湿気が多くなるので、除湿機を必ず活用するしましょう。

おすすめの除湿機に関しては、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

・隣接している家が近い場合は、窓を防音窓にしたり、音が漏れて迷惑がかかりそうなお宅に、一言挨拶に伺うと、お隣のお宅の方も気を悪くすることも少ないかと思います。

あと、アップライトピアノでしたら、真ん中のペダルを踏むめば、弱音になりますし、ピアノの背面に毛布などをかぶせておくと、音が響きにくくなります。

 

水回りに近い場所

お風呂やお手洗い、洗面所やキッチンの近くは要注意です。

必然的に湿気が多くなりやすく、ピアノに負担がかかりやすいです。

リビングだったら大丈夫と思われる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ダイニングでお鍋や鉄板焼きなどをすれば、ダイニングにまで蒸気がまわるので、避けた方がピアノの状態維持にはいいと思います。

 

水回りに近い場所にピアノを置く場合の対策

まず、部屋の湿度を湿度計を使って計測してみましょう。

1日を通して、40%~60%以内であれば対策は行わなくても大丈夫かと思われます。

(キッチンの近くであれば料理をしている時間とそうでない時間を計測する。お風呂の近くであれば、お風呂を使用している時間と使用していない時間を計測する。…という風に、どれぐらい湿度変化があるかどうかを確認してください。)

しかし、あまりにも湿度変化が大きい場合は、除湿機を稼働させた方がいいです。

除湿機は、湿度設定ができるものがおすすめです。

詳細は、こちらを確認してみてください。

あと、キッチンの近くやダイニング、リビングにピアノを置く場合は、油汚れにも注意が必要です。

ダイニングだけど、キッチンから結構離れてるし油汚れなんてないでしょ。と思った方いらっしゃるのでは…?

これが意外とピアノまで跳んできているんですよ。

調律に伺った際に、ダイニングやリビングに置いているピアノを拝見しますと、8~9割ほど油汚れがあります。

なので、キッチンで料理をするときや、ダイニングでお鍋や鉄板焼きや普段のお食事をするときは、ピアノカバーをしておくことがおすすめです。

カバーも上にかぶせるだけのトップカバーではなく、ピアノ全体を覆うオールカバーがおすすめです。

ただ、オールカバーはずっとつけっぱなしにしておくと、ピアノの中で湿気がこもる可能性がありますので、キッチンでの作業、ダイニングでの食事の時以外は、カバーを外してピアノの通気性をよくしておくことが大切です。

カバーに関しての詳細はこちらを読んでみてください。

 

エアコンの真下やエアコンの風が直接当たる場所

エアコンの真下だと、冬に暖房を使用する場合、エアコンの風向きが下向きになるため、ピアノにもろ熱風があたってしまうことになります。

すると、冷えていたピアノが熱風により一気に暖まってしまい、調律(音程)が狂い、ピアノ内部の木材の割れにつながる可能性もあります。

夏の冷房ですと、風向きは水平になりますが、エアコンからの風が直撃ということにはなりません。

しかし、冷気は下におりてくることと、エアコンの位置が近いため、ピアノ付近の温度が急激に下がりやすいです。

そのため、エアコンの真下は避けた方がいいでしょう。

あと、エアコンの風が直接当たってしまう場合ですね。

この場合も、直接熱風や冷気がピアノにあたることで、ピアノ付近の温度が急に変化してしまうので、調律の狂い、ピアノ内部の木材への影響は懸念されます。

 

エアコンの真下や直接風が当たる場合の対策

ピアノをエアコンの風が当たらない場所に移動させるのが一番理想ですが、なかなか難しいですよね。

エアコンの風向きをピアノにあてないように上手に調整させて、部屋の温度を急激に上げ下げしないように、温度をゆるやかに上げ下げしていくのが重要です。

 

ピアノのサイズに合わせて壁をくりぬく

ピアノの圧迫感を軽減させるために、ピアノのサイズぴったりに壁をくりぬいて、ピアノを設置しているお宅がよくあります。

ピアノの通気性が悪くなってしまうので、おすすめできません。

 

壁をくりぬく場合の対策

どうしてもそうしたいという方は、ピアノのサイズにプラス40cm余裕をもたせて壁をくりぬくようにしてください。

そうしないと、ピアノのキャスターにしくインシュレーターをしくことができなくなり、直置きになってしまいます。

それと、右側のスペースが30cmほどあると、調律が非常にやりやすくなるので、可能であれば、空間をあけてくださると幸いです。

あと、アップライトピアノやグランドピアノのサイズについては、別記事で紹介しています。

 

コンセントやスイッチをピアノで隠さないように

ピアノは壁に向けておくことが多いので、下の方のコンセントや、照明のスイッチなどが隠れてしまう場合があります。

置く場所を確認するときに確認しておくといいでしょう。

うっかり確認し忘れていてい、隠れてしまった場合は、壁から少し空間をあけておけば、コンセントもさせる場合もあるでしょう。

延長コードを活用するのもいいかもしれませんね。

 

ピアノの置き場所で大切にしてほしいこと

一番大事なことは、ピアノを弾くことです。

弾いてもらうためには、やはりリビングなど人が集まる場所に置くのがいいですよね。

ピアノの練習は、小さなお子様なら特に孤独になりがちです。

だれかに「聞いてほしい、褒めてほしい」と思っているはずです。

反応がもらえるとうれしいものですし、練習する意欲につながりますし、そのようなお子様は、ピアノの上達も早く、長く続ける傾向にあるのです。

逆に、お子様が成長して、思春期になってくると、「一人で練習したい」という気持ちが出てくるかもしれませんね。

そういう場合は、子供部屋にピアノを移動させてあげるといいかと思います。

ピアノにとって最適な置き場所はいろいろありますが、一番大切なことは、弾く人が一番気持ちよく弾ける場所なのです。

 

まとめ

ピアノの置き場所で2階に搬入しておくことはできますが、条件があります。

基本的にクレーンでピアノを吊り上げて搬入するため、建物の道路側にピアノが通る大きい窓が必要です。

床補強についても、築年数が古い場合や大きめのグランドピアノ以外の場合は、特に気にする必要はないでしょう。

ピアノを置き場所で注意した方がいいことは、窓際は避けることなど、山ほどありますが、対策方法はあるので、どうしてもという場合は、しっかりと対策をとって、ピアノを長持ちさせてくださいね。

以上、ピアノの置き場所で2階に搬入はできる?設置する上で窓際は大丈夫かなど注意すべき点を紹介!と題してお届けしました。