ピアノの購入を検討している場合、なにも知識がないし、とりあえずピアノの先生に何かアドバイスをもらおうと思う方が多いと思います。
ピアノの販売店などへ、先生に付き添ってもらって、選定してもらうということもあると思います。
その際、先生にお礼をした方がいいのかどうか、一般的にみなさんどうされているのか、気になりますよね。
ピアノの先生に相談する注意点もあるので、よかったら最後までご覧ください。
今回は、ピアノ購入の時先生の紹介だとお礼は必要?先生に相談する場合の注意点を紹介!と題してお届けします。
目次
ピアノ購入の時先生の紹介だとお礼は必要?
ピアノ購入を検討されている方は、ピアノの知識がほとんどないという方も少なくないと思います。
やはり、そこで誰かに相談したいと思ったときに、一番最初に思いつくのが、ピアノの先生ですよね。
ピアノの先生の紹介してもらった場合、なにかお礼をした方がいいのか迷うという場合もあると思います。
一般的にみなさんどうされているのでしょうか?
先生にお店を紹介してもらっただけ
先生にお店を紹介してもらっただけだったら、なにかお礼をお渡しすることは必要ないかと思いますが、菓子折りなどをお渡しする方もいらっしゃいます。
購入した後に、ひとこと「先生のおかげでいいピアノが買えました。ありがとうございました。」などと、報告するといいと思います。
先生にお店に付き添ってもらった場合
ピアノのお店に先生に付き添ってもらった場合は、なにかしらお礼をしている方が多いように思います。
どの程度お世話になったかによって、お渡しするものや金額なども異なるようです。
近場のお店に付き添ってもらった場合
近くのお店に付き添ってもらった場合は、1000円~3000円ぐらいの菓子折りなどをお渡しすることが多いみたいです。
菓子折りの他に、3000円分の商品券や図書カードなどをお渡しする場合もあります。
他にも、お店に付き添ってもらった帰りに、近くのカフェによって。ケーキセットをご馳走、その際に、なにか商品券や菓子折りをお渡ししたというお話も、聞いたことがあります。
遠方のお店に付き添ってもらった場合
ピアノの販売店はそんなに数多くあるわけではありませんので、有料道路を利用してお店に伺うということもあると思います。
他にも、ピアノの工場に直接ピアノを見に行くといったこともあります。
メーカーの工場の場合は、静岡県の浜松市にあることが多いので、地域によっては遠方になります。
そのような場合は、高速料金やガソリン代、新幹線などの交通費、その他必要に応じて、宿泊費も用意しておきたいですね。
加えて、菓子折りや商品券をお渡しすることも多いようです。
先生に相談する場合の注意点を紹介!
ピアノを購入する前に、先生に相談する場合、注意点があります。
購入する前に知っておいた方がいいと思うので、ぜひご覧ください。
販売店から先生にバックマージンが入る
先生の紹介で、ピアノを購入すると、ピアノ販売店から先生へ「バックマージン」や「リベート」と呼ばれる、いわゆる紹介料が支払われることがあります。
ちなみに、商品代の5~10%が先生に支払われることが多いです。
中古のアップライトピアノでも、だいたい30万円~が相場ですので、10%のバックマージンの場合、3万円ほど先生に入る計算になります。
値引き交渉を期待している場合は、注意が必要です。
ピアノの値下げ幅は、そもそも多くないので、楽器店側は先生へのバックマージンを考慮しての値引きになると、値引き交渉はかなり難しくなります。
上記の仕組みは、販売店にとっても先生にとっても、どちらも利益があるので、採用している販売店が多いように思います。
なので、値下げ交渉を考えている場合は、先生から販売店を紹介してもらうのは、注意した方がいいです。
しかし、楽器店と繋がっていても、マージンをもらっていないという先生も、中にはいらっしゃいますよ。
先生の紹介割引がある場合もある
「ピアノを習う」ということは、必然的に自宅にピアノが必要になるので、販売店はピアノの先生とタッグを組んでおくと、先生から顧客(生徒)を紹介してもらいやすいです。
楽器店にとってピアノの先生から顧客を紹介してもらうのは、やはりありがたいことなので、1割程度値引きしてくれる場合があります。
選択肢が狭まれる
先程からお話していますように、ピアノの先生に紹介してもらった販売店と先生とでは、タッグを組んでいることが多いのです。
なので、どんなピアノをいつ買ったのかなど、すぐさま、販売店から先生へ連絡が入ります。
ということは、いったん先生から販売店を紹介してもらうと、他のお店で気に入ったピアノを見つけても、先生のことが気になって、買うのを躊躇してしまいますよね?
強行で購入するとなると、たぶん、かなり勇気が必要だと思いますし、そのことをきっかけで、先生とギクシャクした関係になってしまいかねません。
(実際に、先生が気分を損ねて、以後のレッスンに影響が出たという話もあります。)
ピアノの先生は、特にご自身の好みをお持ちですから、先生好みのピアノを強くおすすめされることが多いです。
なので、数多く販売店をまわって、いろいろなピアノをみて探したいと思われる方は、先生の紹介を受ける前に、まずはご自身で調べてみるのが、いいと思います。
現在は、ネットでの情報が豊富にあるので、どなたでも簡単に調べることができます。
ピアノのことは先生よりも調律師に聞くのがのぞましい
「ピアノのことがよくわからない」という方は、「わからないから、だれかに相談してみよう」と思い立つのですが、だいたい一番に思いつくのが、ピアノの先生ですよね。
しかし、ピアノの先生は、「ピアノを演奏する、教えるプロ」であって、ピアノ調律師のように、ピアノ内部のことは勉強しませんし、そもそも調律できる方もほとんどいません。
ピアノのことを熟知しているのは、「ピアノ調律師」です。
アドバイスを受けるのであれば、ピアノ調律師にしてもらうのが、いいと思います。
ただ、個人やフリーの調律師でも、販売店と繋がっていることもあるので、マージンが発生することがあるので、選択肢が狭まれることもあります。
ご自身で弾いてみてお気に入りのピアノを見つける
ピアノを選ぶ上で大事なことは、ご自身で弾いてみることです。
立ったままポロンポロンと弾くのではなく、しっかり椅子に座って弾いてみましょう!
ピアノが弾けなくても、恥ずかしがらず椅子に座って、一音一音確認するように、ゆっくり全部の音をならしてみてください。
一台一台、それを繰り返していくうちに、なんとなく、それぞれのピアノの特性がわかってくると思います。
あと、重要なのが、お子様が練習用に使用するピアノであれば、お子様に弾いてもらうことです。
最終的に、お子様が長く愛用していくピアノになると思うので、お子様の好みのピアノを選ぶことが、一番重要なことです。
まとめ
ピアノの購入の際、先生の紹介の場合のお礼は、紹介してもらっただけなら、一言お礼を言う程度で、必要ないかと思いますが、簡単な菓子折りなどをお渡しする場合もあります。
販売店にピアノ選びに付き添ってもらい、選定してもらった場合は、1000円~3000円ぐらいの菓子折りなどをお渡しすることが多いようです。
ピアノの購入で、先生に相談する場合の注意点としては、楽器店から先生へバックマージンが入ることがあって、値引き交渉を検討している場合、値引き幅が制限されやすいです。
あとは、先生に紹介しもらうと、他のお店でピアノ購入がしにくくなったり、先生の好みのピアノを強くすすめられたり、ピアノ選びの選択肢が狭まってしまいがちです。
私個人のおすすめは、ピアノ調律師に相談するか(マージン気になる方は注意)、ご自身で調べて、販売店で実際に指弾してみて、ご自身の好みを見つけることかなと思います。
以上、ピアノ購入の時先生の紹介だとお礼は必要?先生に相談する場合の注意点を紹介!と題してお届けしました。