小さいお子様がピアノを習い始めると必要になるものは、ピアノと足台ですが、その必要性に関しては、以前の記事でも説明しました。
小さいお子様だと、ピアノの椅子に座ると、足が床に届かないので、足台を使って足を固定させておく必要があるんですね。
以前の記事では、手作りできる方法を紹介しましたが、今回は、市販されている足台の商品の中でどれが一番おすすめかを紹介していきます。
ピアノの小物用品を販売している、ヤマハ、吉澤、甲南…どちらの商品が使いやすくおすすめなのでしょうか?
今回は、ピアノの足台のおすすめは?ヤマハと吉澤と甲南の補助台を比較!と題してお届けします。
目次
ピアノの足台のおすすめは?
まず、足台の必要性についてですが、以前の記事で詳しく紹介していますので、以下をご覧ください。
ピアノの足台はどれがおすすめなのでしょうか?
まずはじめに、ピアノの足台には、ペダル付きのものとペダルがないものがあります。
足台(補助台)はシンプルな構造で、お子様の足がぶらつかないように、足を置く台、いわば「足置き」ですね。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00BWFFMOQ
これは、手作りができます。
詳細は、以下を参考にしていてください。
対して、ペダル付きの足台(補助ペダル)は、小さなお子様でも、ピアノのペダルを使用することができるように、台の上にペダルがついているタイプです。
今回は、ペダルがないタイプの足台を紹介してきます。
どちらの方がいいかどうかは、ピアノの先生の意向や、レッスンの進み具合によって違いますので、一度先生に相談してみるのがいいと思います。
ピアノの足台の種類
ピアノの足台には、いくつか種類があります。
調整できる高さの幅や、高さ調整方法が種類によって違いますので、それぞれに合った足台を選んでみてください。
お子様の身長にあった高さを選ぶ
・身長が100cm前後 →→ 25cmほどの足台
身長が100cmほどのお子様は、25cmほどあれば、足が届きます。
一般的に販売されている足台の中で、一番高さのあるタイプです。
・身長が120cm前後 →→ 22cmの足台
身長が120cm前後のお子様は、22cmぐらいの足台で対応できます。
・身長が130cm以上 →→ 10cmぐらいの足台
130cmほどだと、ペダルを使っての練習をするお子様もいらっしゃるでしょう。
その場合、アシストペダルを併用して使うといいと思います。
足台の高さ調整方法
・無段階高さ調整 ネジ方式
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B007AON6YG
無段階高さ調節ネジ方式の足台は、お子様の身長に合わせて微調整がしやすく、細かく高さを調整できるのが特徴です。
サイドのハンドルを回しながら高さを調整するタイプなので、時間はかかりますが、お子様が成長するまでは、高さ調整する頻度も少ないかと思います。
ご自宅での練習に向いているかなぁと思います。
フリーストップ式という、ネジをひねるだけで、高さをスムーズに変えることができるタイプもあるので、面倒くさい方は、そちらを選ぶといいかもしれません。
・段階別高さ調整方式
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00BWFFMOQ
段階高さ調整方式は、複数人で使用する時に向いています。
ラック式で、段階ごとに高さを調整できるため、いつでも同じ高さで練習ができます。
手早く高さ調整ができるので、ピアノの先生は、こちらを選ぶ方が多いですね。
兄弟姉妹でピアノを習っていて、それぞれ練習するたびに、高さを変えないといけない場合も、こちらの方が、パパっと高さを変えることができるので、楽かと思います。
ピアノの足台のメーカー
ピアノの足台を販売しているメーカーは、吉澤、甲南が特に有名です。
他には、イトマサやアルプスなどがあります。
続いて、どのメーカーがおすすめなのか、紹介していきます。
ピアノの足台のヤマハと吉澤と甲南を比較して紹介!
今回は、吉澤、甲南、イトマサのおすすめの商品を紹介します!
ちなみに、ヤマハは、足台は販売されておらず、補助ペダルのみ販売されていますので、ヤマハの商品がどうしてもほしい場合は、補助ペダルを購入してください。
吉澤
吉澤は、ピアノの小物類を販売するメーカーで、調律師でも信頼のあるメーカーです。
こちらの商品を選んでおけば、間違いないと思います。
段階式 AX-SZ ピアノ補助台
ピーコックは、吉澤のことです。
こちらは、ラック式で6段階高さ調整が可能です。
このタイプは上げ下げがらくらくなので、ピアノの先生に人気がありますが、私もこれが一番使いやすいかなと思っています。
それにパンチカーペットが貼ってあるので、冬場も足が冷えにくいですし、実は合否レザーのタイプよりも長持ちするそうですよ。
14cm、17.5cm、19.5cm、21.5cm、23cm、24.5cmの6段階です。
これだけ、段階があれば、お子様が成長しても、長く使っていただけますね。
段階式 吉澤 PEACOCK ピアノ補助台 アシストスツール ASS-V
こちらの足台は、調律にお伺いするとよく見かける補助台です。
2.5cm、5cm、7.5cm、9.5cm、11.6cmの5段階の調整が可能です。
低い高さも対応しているので、成長されたお子様でもご使用いただけます。
重量が約2kgと軽量なので、持ち運びも便利です。
甲南
甲南もピアノの小物類を販売しているメーカーです。
無段階式 UP-D ピアノ補助台
こちらは、フリーストップ式といって、ネジを少しひねるだけで好きな高さに調整できる足台です。
高さの範囲は、14.2~23cmの間で自由に調整ができるようです。
イトマサ
イトマサは、中国製の製品があるようで、注意が必要です。
無段階式 イトマサ S-33 黒 ピアノ高低補助台
こちら中国製なので、個体差があるようです。
注意が必要ですね。
13cm〜23cmの間で高さ調整が可能です。
高さも若干の個体差があるようです。
ピアノの足台のまとめ
いかがだったでしょうか?
ピアノの足台について紹介しました。
少しお値段が高いものですが、小さいお子様がピアノを弾く際には、必須のアイテムです。
おすすめのメーカーは、調律師の目線から見ると、吉澤が安心かなと思います。
ピアノの先生も愛用している足台なので、間違いないかと思います。
いつまで続けるかわからないから、こんなに高いもの買えない!という方は、以前の記事で、100円均一の商品で手作りできる方法も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
ヤマハは、補助ペダルしか販売されておらず、足台の販売はないということでした。
以上、ピアノの足台のおすすめは?ヤマハと吉澤と甲南の補助台を比較!と題してお届けしました。