ピアノの仕組み

アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?

アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?
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アップライトピアノの重さは、以前説明したように、だいたい200~250kgで、戸建ての場合は床補強は必要ないということでした。

(詳細は、>>アップライトピアノの重さは戸建てだと床補強必要?重さが分散されるから大丈夫?を確認してください。)

マンションの場合は、変わってくるのでしょうか?

そして、床暖房の使用は、ピアノに影響があるのでしょうか?

今回は、アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?と題してお届けします。

 

アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?

アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?

先ほどもご説明したように、アップライトピアノの重さは約200~250kgです。

以前の記事で、現在の建築法では、「1平方メートルあたり180kg耐えられる」と決められていると説明しました。(>>アップライトピアノの重さは戸建てだと床補強必要?重さが分散されるから大丈夫?)

なので、マンションも戸建てと同じように、建築法は変わりませんので、基本的には必要ないと考えられます。

マンションはマンションでも、鉄筋コンクリートと木造建築がありますね。

鉄筋コンクリートであれば、床補強しなくても心配はいらないようです。

また、木造建築だと、やはり強度が劣るため、床補強をした方がいいかもしれません。

1階だったら、問題ないかもしれません。

そもそもピアノを置いてはいけないマンションもあるかと思います。

マンションの場合、アップライトピアノを設置する前に、大家さんや管理会社に確認した方がいいでしょう。

マンションの場合、階下や両隣、階上への防音対策の方も気になるかと思います。

このことについては、また別の記事で詳しく説明していきます。

 

床暖房は使用して大丈夫?

アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?

近年は、床暖房が普及してきているところが多くなってきて、寒い冬も快適ですよね。

しかし、床暖房はピアノには、相性最悪なのです。

ピアノの大部分は、天然素材でできた木材やフェルトなどでできてきます。

熱を受けると、木材が変形したり収縮したりするため、音程が狂ってしまいます。

ピアノは温度変化にとても弱い楽器なのです。

 

床暖房によるピアノへの影響

床暖房は空気が乾燥します。

ピアノは、過乾燥に大敵です!(湿気にも弱いです!)

乾燥の影響を受けると、音程がずれやすくなり、ピアノのスピーカーの役割を担う響板という木材にひびが入ったり、割れてしまう可能性があります。

響板がひび割れてしまうと修理も大変です。

過乾燥からピアノを守るため、床暖房を使用するときは、加湿器を使用することをおすすめします。

ただ、湿度が高すぎるのもピアノにとってはよくありません。

ピアノの最適な湿度は、約40~60%です。

50%ぐらいに湿度を設定できるように、湿度が調整できる除加湿空気清浄機がおすすめです。


床暖房の部屋にピアノを置く場合は、一度、床暖房使用時の湿度を確認してみてください。

もともと湿度が高めの家だと、床暖房使用した湿度が、40~60%ぐらいで、ピアノに丁度いい湿度の可能性もあります。

ですが、一番いいのは、床からの熱の影響も受けない、床暖房がない部屋に、ピアノを設置することがおすすめです。

床暖房の部屋にピアノを置く場合は、ピアノが面しているところは、床暖房を敷かないように床暖房の業者にお願いしてください。

 

そもそも床暖房の上にアップライトピアノの重量は耐えられるのか

床暖房を敷いている上に、アップライトピアノを置くのは、問題ないのでしょうか?

もしすでに、床暖房を敷いてしまっている場合は気になりますよね。

フローリングなどの仕上げ材場合は、面で荷重を受けるので、気にしなくても大丈夫です。

ただし、アップライトピアノのキャスターの下に敷くインシュレーターは必須ですので、お忘れなく。

しかし、インシュレーターだけでは、床暖房の熱がピアノに移ってしまいます。

断熱ボードをピアノの下に敷くと、床暖房の熱がピアノに移るのを軽減してくれるかと思います。

それと、できる限りピアノに面しているところは、床暖房を使用しないように心がけてください。

床暖房の上にピアノを設置した場合は、やはり床暖房の熱による温度変化の影響で、音程は狂いやすいです。

木材が収縮して、部品の状態も不安定になり、不具合が出やすいです。

定期的な調律は必須です。

できるだけマメに調律をしてくださいね。

 

まとめ

アップライトピアノの重さは、マンションでも、基本的に戸建てと同様、床補強はしなくても大丈夫です。

ただし、築年数の古い場合や、木造建築の場合は、床補強をした方が安心です。

その前に、マンションの場合は、ピアノを置く前に、大家さんや管理会社に確認が必要でしょう。

床暖房は、昔に比べると、普及率が上がったように思います。

人間にとっては、とても快適ですが、ピアノにとっては、悪条件の塊です。

床暖房の上にアップライトピアノは、重量の上では置いていただけます。

しかし、床暖房の熱がピアノに加わり、ピアノの音程が不安定になったり、過乾燥が原因で、ピアノの木材がひび割れたりする可能性があります。

床暖房がない部屋にピアノを設置するのがベストですが、もう床暖房を設置している家は難しいですよね。

その場合は、床暖房の上にピアノを設置するときに、必ずピアノ用のインシュレーターを敷いてください。

加えて、断熱ボードがあるとより安心です。

あと、床暖房は空気が乾燥しやすいです。

乾燥を防ぐため、加湿していただきたいです。

加湿といえど、湿度が高すぎるのもよくありませんので、湿度を設定できる除加湿空気清浄機がおすすめですよ。

そして、床暖房の熱の影響で、音はずれやすいので、調律は1年以内にしてくださいね!

以上、アップライトピアノの重さはマンションだと床補強なしで置ける?床暖房は使用して大丈夫?と題してお届けしました。