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ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!

ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!
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日本のピアノメーカーの御三家はなんなんでしょうか?

国内のおすすめのメーカーを、ピアノ調律師である私の独断と偏見でランキングにしてみたいと思います。

そして、国産ピアノの歴史は結構おもしろいので、紹介していきたいと思います。

今回は、ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!と題してお届けします。

 

ピアノメーカーの日本の御三家はなに?

ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!

以前の記事で、日本のピアノメーカーを一覧で紹介したことがありましたが、日本のピアノ三大メーカーは一体なんなんでしょうか?

 

日本のピアノの御三家はない?

実を言うと、日本のピアノの御三家はありません。

現在のピアノのシェアのほとんどは、ヤマハとカワイの2社のみなので、御三家そろっていないからです。

なので、「日本のピアノ2大メーカー」として、「ヤマハ」と「カワイ」があげられることが多いかなと思います。

ちなみに、ヤマハやカワイ以外のメーカーのことを、「アザーもの」といったり「第三メーカー」と呼んだりすることが多いです。

 

国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!

ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!

ピアノのメーカーランキングと検索すると、だいたい電子ピアノのランキングしか出てこないことが多いです。

今回は、アコースティックピアノのメーカーをランキングにします!

一部メーカーの歴史も紹介していきます。

 

国内ピアノメーカーランキング10

早速紹介していきたいと10位から発表したいと思います。

冒頭でもお伝えしたように、このランキングは私の独断と偏見で決定したものですので、私の好みで決めたランキングです。

決めたポイントは、以下の通りです。

  • 品質が安定しているか
  • 弾きやすさ
  • 音質
それでは、ランキング10位から紹介していきます!

 

10位 プルツナーピアノ Pruthner
おすすめ度
説明プルツナーは、現在は製造されていないメーカーですが、たまにお持ちの方がいらっしゃいます。

音は結構固めのものが多く、品質はそこまで悪くないかなという感じですが、調律はすこしやりにくいという印象です。

 

9位 シュバイツァ技研 シュバイツァスタイン SCHWEIZERSTEIN
項目名
項目名このメーカーは、現在も存在していますが、新品の製造は行っておらず、修理中心の営業をしています。

手づくりにこだわったメーカーで重厚な音色が特徴です。

ただ、手づくりということあって、個体差がかなりありますし、調整も難しいです。

公式ページ

 

8位 アトラス ATLAS

おすすめ度
説明アトラスは、ピアノがたくさん売れた時代にヤマハやカワイに次ぐ生産量を誇りました。

現在は、中国のメーカーが商標を買取販売されているようですが、詳細は不明です。

 

7位 クロイツェル KREUTZER

おすすめ度
説明クロイツェルは、現在も営業を続けていますが、新品の製造は行っていません。

手づくりにこだわった製法で、グランドピアノ仕様の部品をつかってあったりと丁寧に仕上げられています。

やはり手作りということあって、調整が難しいこともありますが、高級感のある音色が素敵ですよ。

公式ページ

 

6位 シュベスターピアノ SCHWESTER

おすすめ度
説明シュベスターも現在も営業していますが、修理メインで新品の製造はしていません。

ヤマハとカワイに次ぐ日本で3番目に長い歴史を持ちます。

このピアノも手づくりにこだわっているのですが、品質も安定していて音質もよく、個人的に結構好きです。

公式ページ

 

 

5位 東洋ピアノ製造 APOLLO
ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!
出典:http://apollopiano.jp/a5wsss%E3%80%80/
おすすめ度
説明東洋ピアノ製造は、あまり知られていないかもしれませんが、調律師に中では結構有名なメーカーです。

SSS(スリーエス)アクションといって、ソフトペダルがアップライトピアノなのに、グランドピアノとほぼ同様の仕組みになっているのが特徴です。

ペダルの詳細は、>>ピアノのペダルの意味は?左側や真ん中のペダルの使い方を紹介をご覧ください。

現在も製造しているメーカーなのですが、展示してあるお店は非常に少ないようです。

気になる方はHPを見てみてくださいね。

公式ページ

ランキング4位 スタインリッヒピアノ STEINRICH

おすすめ度
説明スタインリッヒも聞いたことがないという方が多いかもしれませんが、わりと出回っています。

現在は製造はしていませんが、全身は東洋ピアノの創業者が関わっているピアノです。

手づくりにこだわっていて、使用している材料もよく、音もなんともいえないいい音が響きます。

 

 

3位 浜松楽器 ディアパソン DIAPASON

おすすめ度
説明ディアパソンは、カワイに吸収合併されているため、現在は、中身はほとんどカワイになっています。

低音弦の奥の鉄骨に、「ohhashi Design」と記された機種は、年代物ですが、丁寧に造られていて人気があります。

そのピアノは、ディアパソンの創業者の大橋幡岩がデザインしたもので、人気があります。

手が込んでいるピアノなので、調整は難しいですが、きちんと調整すれば、ヤマハカワイとは一味違ったいい音を奏でます。

公式ページ

 

2位 河合楽器製作所 カワイ

おすすめ度
説明やはり順位をつけるとなると、カワイは上位に来ます!

残念なところは、「ウルトラレスポンシブアクション」といって樹脂の部品を使用しているのが気になります。

カワイはそれを売りにしていますが、正直不具合がかなり出やすいです。

樹脂は木材の部品とちがって、やはり扱いにくいので、惜しい点ですね。

公式ページ

 

1位 ヤマハ株式会社 YAMAHA

おすすめ度
説明言わずと知れたピアノメーカーは、やはりヤマハですよね!

調律師目線から見てもやはり一番おすすめです。

なんといっても調整がしやすく、どの機種も個体差があまりなく品質が安定しているのが特徴です。

ピアノの経験がなく、なにがなんだかわからないし、どんなピアノを買ったらいいのかさっぱりわからないという方は、迷わずヤマハのピアノを購入をおすすめします。

機種によりますが、もしピアノが必要なくなったときに、高く買取ってもらいやすいです。

そして、年式が新しいものは品質が落ちてきているので、中古で検討されるのがおすすめですよ!

公式ページ

 

ピアノメーカーの歴史

今回は、ランキングトップ2のヤマハとカワイの歴史を紹介していきます。

年表にして解説していきます。

ピアノメーカーの歴史はあまり知られていませんが、とてもおもしろいので、よかったら読んでみてください。

 

YAMAHAの歴史

出来事
1887年(明治20年)創業者山葉寅楠が小学校のアメリカ製オルガン修理したことが創業のきっかけ。修理後、国産第一号のオルガンを完成させる。
1899年(明治32年)河合小市(河合楽器創業者)が独自のアップライトピアノアクション(音を出す仕組み)を発明
1900年(明治33年)国産初のアップライトピアノ製造開始
1902年(明治35年)国産初のグランドピアノ完成
1916年(大正5年)山葉没(65歳)
1947年(昭和47年)戦後、ピアノ製造再開
1965年(昭和40年)静岡県浜松市の掛川にアップライトピアノの組立工場完成
ピアノ生産台数世界1位に君臨
1987年(昭和62年)社名変更。日本楽器製造株式会社→ヤマハ株式会社

ヤマハの名前の起源は、創業者の「山葉寅楠」の名前からきています。

カワイの創業者である河合小市は、河合楽器を創業する前に、ヤマハで働いていました。

その河合小市の実力がなければ、ピアノの内部アクションができていなかったかもしれないので、日本でピアノは完成していなかったかもしれません。

ヤマハのグランドピアノのフレームにロゴとともに「SINCE 1887」とデザインされていますが、山葉寅楠が初めてオルガンを完成させた年号になっています。

山葉が亡くなった後、戦争があったことで、ピアノ製造を中止することもあったようですが、終戦後は製造を再開し、ピアノだけでなく様々な事業を展開するようになりました。

業界内ででいち早く機械を導入したことにより、生産台数が世界で1位になったこともあります。(現在は、中国メーカーがシェアNo.1)

山葉がオルガンを完成させた年から100年後の1987年に、社名を「ヤマハ株式会社」に変更しています。

ヤマハは国際ピアノコンクールのピアノにも採用されていて、ヤマハのピアノを使用して優勝した例も数多くあります。

 

KAWAIの歴史

出来事
1927年(昭和2年)河合小市が「河合研究所」を創設
1928年(昭和3年)グランドピアノ 第1号発売
1929年(昭和4年)「河合楽器製作所」に改称し、規模拡大
1930年(昭和6年)オルガン製造開始
1948年(昭和23年)戦後の苦難を乗り越え、ピアノやオルガン製造再開
1951年(昭和26)「合名会社」から「株式会社」に改組
1953年(昭和28年)業界初の藍綬褒章を受章
1955年(昭和30年)河合没(69歳)
二代目社長 河合滋が就任(33歳)

カワイの創業者は、河合小市(かわいこいち)といい、上記にも示したように、もともとヤマハで働いていましたが、1926年の労働争議の影響で退社し独立しました。

グランドピアノの多くにロゴとして刻まれている「K.KAWAI」という文字は、「河合小市」の名前からきています。

河合小市が病気で亡くなったあとは、河合滋という小市の次女の婿が社長に就任しました。

業界初となる、分割払いを導入するなどヤマハにつぐ大きな会社となりました。

カワイの最高級グランドピアノシリーズの「Shigeru Kawai」(もちろん由来は河合滋から来ている)は、国際コンクールなどで使用されています。

労働争議…ヤマハは当時、今でいうブラック企業で、職員たちが待遇改善を要求しましたが、拒否されて、かなり暴力的なストライキになったといわれています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本のピアノメーカー御三家は、ないということでした。

国内の代表するメーカーは、ヤマハとカワイの2社で、それ以外のメーカーは、「アザーもの」「第三メーカー」と呼んでいます。

国産ピアノランキングは、今回は私の独断と偏見で決めさせていただきましたが、ダントツなのはどの調律師も「ヤマハ」を1位に選ぶと思います。

歴史についても触れましたが、昔の人は本当に偉大だなと思ってしまいますよね。

以上、ピアノメーカーの日本の御三家はなに?国内メーカー人気ランキングや歴史を紹介!と題してお届けしました。