子供がピアノを習い始めたけど、家にピアノがないとだめなの?
どのような時期に必要になるのか、ピアノのことがわからない方は、悩むかと思います。
それに、どんなピアノを購入すればいいかわからないですよね。
幼児・小学校一年生…いつ頃購入するのが最適なのか、電子ピアノ、アップライトピアノ、どんなピアノが理想なのかについて紹介していきたいと思います。
今回は、ピアノの習い始めの購入するタイミングはいつ?幼児・小学校一年生買うべき時期は?と題してお届けします。
目次
ピアノの習い始めの購入するタイミングはいつ?
まずお伝えしたいことは、ピアノを習う上で、家にピアノは必要です。
なぜ必要かどうかを、知っておかないと、話が進みませんので、まずはその説明します。
ピアノは、習い始めるとなると、すぐに何かしらの鍵盤楽器が必要です。
どんな鍵盤楽器がいいのか?
キーボードでいいのか?電子ピアノでも大丈夫なのか、アップライトピアノ(縦型のアコースティックピアノ)が必要なのか、どの種類のピアノがおすすめなのかについても紹介していきます。
なぜ家にピアノが必要なのか
ピアノのレッスンは、一般的に週1回です。
レッスンに行った時だけ、ピアノを弾くだけでは、上達がかなり難しくなってしまいます。
ピアノのレッスンは、
練習した成果を、先生にみてもらい、悪いところを指摘してもらう
というのが、基本的な流れです。
なので、自宅での練習が必須→家にピアノが必要 ということになるわけです。
ピアノを習ったことがある人は、よくわかってくださると思いますが、一日でもピアノを弾いていないと、感覚が鈍ってしまうのです。
一日弾いていないだけで、スムーズに弾けていたフレーズが、感覚が鈍って思うように弾けなくなるということがよくあります。
私自身も、小さいころからピアノを習っていましたが、ピアノを練習はほぼ毎日していました。
予定があって弾けない日があると、やはり、感覚が鈍って、弾きにくくなっていました。
それぐらい、毎日の自宅での練習は大事なのです。
キーボード・電子ピアノ・アップライトピアノどれがおすすめ?
ピアノ販売員をしていたころよく、キーボードでいいんじゃないの?という質問をされました。
実際はどうなのでしょうか?
キーボード
キーボードは、ピアノのレッスンの練習には向いていません。
キーボードの鍵盤の内部は、空洞になっていて、めちゃめちゃ軽いので、弾くときの指の形が崩れやすく、上達を阻害してしまいます。
それに、キーボードは鍵盤の数も少ないものも多く、習い始めてまもなく買い替えになることが多いので、レッスンの練習用にキーボードは買わない方がいいです。
電子ピアノ
電子ピアノは、アコースティックピアノよりも手軽に購入できるので、レッスンの練習用のピアノ購入を検討されている方は、電子ピアノでいいかなと思われている方が多いと思います。
しかし、お子様の個人的にレッスンの練習用のピアノに電子ピアノは、おすすめしていません。
もちろん、一昔前に比べると電子ピアノの性能は、アコースティックピアノに近づいてきています。
しかし、アコースティックピアノとは、根本的に構造が違うので、全く別の楽器を弾いている感覚があります。
なので、住宅環境の事情や経済的な理由がない限り、お子様のレッスン用のピアノには、再検討されることを強くおすすめいたします。
アップライトピアノ
やはり、アップライトピアノが一番おすすめのピアノです。
強いて言えば、グランドピアノの方が理想ですが、ご家庭にグランドピアノを置くのは、スペースの問題や金額的にも現実的ではありません。
しかし、アップライトピアノでも、電子ピアノでご検討していた方々にとっては、ハードルが上がるかもしれませんが、実はそうでもありません。
よくある心配を以下にまとめてみました。
- 重さが心配 → 建築基準法で決まっている重さの基準を超えていないので、問題ありません。
- 電子ピアノよりも金額が上がってしまう → 中古ピアノだったら、お得に購入できます。使用できる年数を考えると、コスパもいい。
- 音がうるさいんじゃないか → アップライトピアノには、弱音ペダルがついているので、夜間等静かに演奏したいときは、弱音ペダルを使用すると半分ぐらいの音量で演奏できます。
- 電子ピアノよりも場所とる → 奥行きは多少大きくなりますが、横幅は、鍵盤の数は買わないので、電子ピアノを置くスペースがあれば、アップライトピアノも設置できることが多いです。
このように見てみると、アップライトピアノも案外手軽に購入できるような気がしませんか?
どんな習い事でも、最初に「楽しい」という気持ちがわいてこないと、続けたいという気持ちになりませんよね。
電子ピアノだとどうしても、レッスンの時に弾いたピアノと自宅のピアノとのタッチや音のなり方の違いが大きすぎて、つまずいてしまうことが多いです。
なので、続くか続かないかわからないからと電子ピアノを選択するのではなく、楽しくピアノを続けるために、どうしてもという事情がない限りアップライトピアノを選びましょう!
ピアノの習い始めの購入するタイミングは幼児・小学校一年生?
ピアノは習い始めて、なるべくすぐ本物のピアノ用意するのがいいですが、習い始めなら、キーボードや電子ピアノでもいいんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
何歳ぐらいにどのピアノを用意するのが理想なのかについて、説明していきます。
いつごろどんなピアノを買えばいいのか
先ほども説明した通り、ピアノを習うとなれば、やはりレッスンで宿題が出されて、自宅で練習していくのが一般的なので、すぐに何かしらの鍵盤楽器が必要です。
年齢別で最適なピアノは、変わってきたりするのでしょうか?
幼児(1歳~小学校入るまで)
幼児の場合だったら、キーボードや電子ピアノでもそんなに変わらなさそうだし、いいのではと思われがちですが、ピアノは、キーボードや電子ピアノでは代用できません。
鍵盤があれば、ピアノに見えますが、本物のピアノは、鍵盤があって、その先に複数の部品に力が加わって、ハンマーが弦を叩いて音をならしています。
ハンマーが弦を叩いて音をならしているので、ピアノはある意味打楽器なのです。
ピアノは弾くと言いますが、鍵盤を指でたたいて音をならしていますよ。
この指の叩き方(力加減)を工夫すると、無限の表現が可能で、強弱はもちろん、音を短く切ったり、なめらかに音と音をつなげるように…などと表現力を習得していきます。
電子ピアノでも、叩き方で音色が変化しないわけではありませんが、本物のピアノとの差は、雲泥の差です。
「そこまでできなくてもいい」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほどもお伝えしたように、ピアノは習い始めが肝心です。
弾く姿勢や手の形、音のならし方など、最初に変な癖がついてしまうと、後から修正していくのは、なかなか大変で挫折しやすいです。
せっかくレッスン料を払って、ピアノを習うなら、単にピアノを弾けるようになるだけでなく、どんどん上を目指せた方がいいと思いませんか?
小学校一年生~
小学校一年生で、ピアノを習っていて、まだキーボードで練習しているという場合、アップライトピアノか、電子ピアノに移行してあげてください。
ピアノは、やはり小さいころから本物のピアノで練習する方が、上達しやすいです。
自宅のピアノとレッスンのピアノとの差がありすぎると、子どもは戸惑いますし、「自分はピアノが弾けないんだ。」と思い込んでしまいます。
続くかわからないし…と思われるのは、本当によくわかるのですが、思い切って買った方が、「買ったからには続けさせねば!」とご家庭の協力体制も強くなります。
さらに、ピアノを選ぶ際に、本人に選んでもらうと、さらにやる気が出やすく、継続率の向上に繋がりますよ。
どうしても、住宅環境や経済的に本物のピアノが難しいという場合は、電子ピアノの20万円弱ぐらいのモデルを選ぶのがおすすめです。
電子ピアノは電化製品なので、寿命があり、最悪の場合5年ほどで故障した例も聞いたことがあります。
あまりにも高すぎるモデルを買うと、非常にもったいないので、それなりのモデルを購入することをお勧めいたします。
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ピアノの習い始めの購入するタイミングのまとめ
いかがだったでしょうか?
子供のピアノの購入時期はいつが理想なのかというと、習い始めてできるだけすぐがおすすめです。
幼児・小学校一年生ぐらいだったら、キーボードでも大丈夫と思われがちですが、キーボードはやめてあげてください。
最低でも電子ピアノ、一番の理想はアップライトピアノです。
子供が楽しくピアノを続けるためには、やはりできるだけ本物ピアノで練習させてあげてくださいね。
以上、ピアノの習い始めの購入するタイミングはいつ?幼児・小学校一年生買うべき時期は?と題してお届けしました。