補助ペダルは、小さいお子様がペダルを使って演奏するときに必要なアイテムです。
値段も安いものでも、1万円前後するので、失敗はしたくないですよね。
そこで、ピアノの補助ペダルのおすすめの選び方を紹介していきます!
メーカーは、安定のヤマハ?それともピティナも推奨しているM60がいいの?それともAX100とかAX-T1?と悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますので、おすすめを紹介していきます!
アシストペダルについても説明しますよ!
今回は、ピアノの補助ペダルのおすすめの選び方は?ヤマハとM60とAX100とAX-T1とアシストペダルなど紹介!と題してお届けします。
ピアノの補助ペダルのおすすめの選び方は?
まず、お伝えしておきたいことがあります。
補助ペダルは、小さいお子様がペダルを使って演奏するためのアイテムです。
ピアノの先生の意向や、レッスンの進み具合によって、ペダルを使っての練習をする場合としない場合があります。
ペダルの練習をしないのに、補助ペダルを買ってしまってはもったいないので、まずは、ピアノの先生に補助台か補助ペダル、どちらを用意したらいいか確認しておいてください。
補助台を探している方は、以下を参考にしてみてください。
補助ペダルの選び方のポイント
補助ペダルの選ぶ時のポイントをまとめていきます。
補助台と共通している点も少しあるかと思います。
身長に合わせた高さの補助ペダルを選ぶ
身長に合わせた高さでないと、、足を踏ん張れずに、しっかりとした音を出すことができません。
身長の合った補助ペダルの高さ目安は、以下の通りです。
・身長100cm前後の場合は、25cmぐらいの補助ペダル
・身長120cm前後の場合は、22cmぐらいの補助ペダル
・身長130cm前後の場合は、10cmぐらいが目安ですが、補助ペダルでこの高さのタイプはありません。
補助台とアシストペダルなどを合わせて使用する場合が多いです。
高さ調整の方式
補助ペダルには、高さの調整方式が、「無段階ネジ式」と「段階別ラック式」があります。
それぞれ特徴があり、どのような方に向いているのかを紹介します。
無段階ネジ方式
出典:amzon.co.jp
サイドのハンドルを回して高さを調節するタイプの補助ペダルです。
ハンドルを回して高さを変えていきますが、これが意外と時間がかかり大変です。
ただ、二条ネジのタイプのものを選べば、通常のタイプよりも素早く高さ調整をすることができますよ。
無段階ネジ式は、お子様が成長に合わせて、細かく調整ができます。
お子様が成長されるまでは、特に調節しなくていいので、自宅での練習に向いていますね。
フリーストップ式
出典:amzon.co.jp
フリーストップ式の補助ペダルは、ハンドルを少し回すとロックが解除され、好きな高さのところで、ハンドルを回すと固定してくれる仕組みです。
こちらは、複数のお子様がピアノを演奏する場合に便利なタイプですので、ピアノ教室などで使用するのが便利かと思います。
兄弟でピアノを習っているご家庭でも活躍してくれそうです。
段階別ラック式
出典:amazon.co.jp
こちらは、段階ごとに高さが調節できるタイプの補助ペダルです。
5段階、8段階の機種があります。
ラック式なので、同じ高さで調整することができます。
こちらも、フリーストップ式と同様、ピアノの先生が愛用しているのをよく見かけます。
複数人数で使用する場合は、パパっと高さを変えられる方が、面倒くさくなくていいですよね。
個人的には、この段階ラック式が楽でいいかなぁと思います。
そこまで細かく調整できなくても問題ないかと思います。
高さ調整なし
あまりありませんが、まれに高さ調整ができないタイプの補助ペダルがあります。
こちらは、お子様が成長期に使用する補助ペダルですので、高さ調整ができないものは、考えない方がいいでしょう。
スラント方式
出典:amazon.co.jp
ピアノのペダルは、通常、車のアクセルペダルと同じように、かかとを床につけて、足先でペダルを踏みますよね。
補助ペダルには、ペダルを斜めに押さえ込むタイプと、垂直に押さえ込むタイプがあります。
斜めに押さえ込むタイプを、「スラント方式」と呼びます。
垂直に押し込むタイプのものと、補助ペダルの補助金具が外れてしまうことがあり、演奏中にそんなことがあっては、演奏が台無しになってしまいますし、とてもストレスですよね。
現在の補助ペダルは、だいたいスラント方式のものが多いですが、念のため、確認しておいた方がいいと思います。
ペダルを押さえる面の形
ペダルを押さえる面の形が、2種類あり、四角いタイプと丸いタイプがあります。
四角いタイプ
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金具の形が、L字型になっていて、足でピアノの補助ペダルを押してしまっても、ずれることがありません。
ただ、ピアノのペダルの形によっては、合わない場合があります。
年代の古いピアノや2本ペダルのピアノで、ペダルの形がカーブしているものがあります。
そういう場合は、この四角のタイプの補助ペダルだと、接地面積が狭くなるため、力が加わりにくく、ペダルを踏んでいるうちに、金具が外れてしまうことがあります。
丸いタイプ
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丸いタイプは、面積が広いので、どのようなペダルの形にも対応できます。
年代の古いピアノや2本ペダルのピアノなどの、ペダルの形がカーブしているタイプのピアノでも、このタイプの補助ペダルであれば、広い面でペダルを押すことができるので、金具が外れにくくなります。
稀に、補助ペダルとピアノで、右のダンパーペダルと左のソフトペダルの位置が合わないということがあります。
補助ペダルは、基本的に、ヤマハとカワイの3本ペダルのピアノに対応できるように設計されています。
おそらく、補助ペダルを使う年代のお子様で、左のソフトペダルを使う奏法は、習わないかと思いますので、右のダンパーペダルに合わせて補助ペダルを設置していただければ、問題はないです。
補助ペダルと補助台の分離型
出典:amazon.co.jp
補助台と補助ペダルが分離されているタイプです。
こちらは、ピアノのペダル本体に直接補助ペダルを取り付けるので、使用感がピアノのペダルとほとんど変わらない感覚の踏み心地です。
ただし、高さが高く設定できないので、身長が130cmほどまで成長されたお子様向けのものです。
高さ調整も少し時間がかかるようですね。
補助ペダルの選び方
ポイントを簡単にまとめると…
・お子様の体の大きさに合わせることができること
・高さを細かく調整できるタイプなら、「無段階ネジ方式」か「フリーストップ式」を選ぶ
・そんなに細かく調整しなくてもいい、高さ調整をスムーズに行いたいという場合は、「段階ラック式」を選ぶ
・斜めにペダルを押し込むタイプの「スラント方式」の補助ペダルがおすすめ
・ご自身のピアノのペダルの形を確認し、四角いタイプの金具か丸いタイプの金具、どちらが合うかを確認
・身長が130cm前後のお子様は、補助台とアシストツールの分離型がおすすめ
という感じです。
じゃあ、具体的にどの補助ペダルがおすすめなのか、次の項目で確認していきましょう。
ヤマハやM60とアシストペダルとリトルピアニストも紹介!
ピアノの補助ペダル選び方のポイントをおさえつつ、どのメーカーの補助ペダルが使いやすくて、おすすめなのかを紹介していきます。
小さめのお子様におすすめの補助ペダル
身長110cm前後のお子様だと、26cmぐらいの高さのある補助ペダルが必要です。
以下のタイプがおすすめです。
M-60
身長が110cmぐらいの背が小さいお子様は、とにかく台の高さが高くなるこちらのM60を選ぶといいでしょう。
無段階ネジ方式で細かく高さ調整ができ、スラント方式でペダルの踏み心地もいいです。
日本でもっとも長く使用されている商品で、ピアノのコンクールなどで名の知れたピティナでも推奨していることもあり、安定の補助ペダルです。
値段が5万円前後と高めですが、身長が110cmぐらいのお子様の場合は、26cmまで高さがある補助ペダルでないと、かかとが台まで届きませんので、こちらを選ぶといいです。
17cmまで台を下げることができるので、身長が130cmぐらいになるまで使用していただけます。(設置環境による)
比較的長く使えるので、いいですね!
ヤマハ HP-705
日本のピアノメーカーといえばヤマハですね!
ヤマハの補助ペダルは、以前はペダルの重さがかなり重かったのですが、改良され、軽い踏み心地になりました。
あと、無段階調整ネジ方式のネジが、二条ネジになり、高さを早く調整できるようになりました。
値段が4万円前後とお高めですが、ヤマハにこだわりのある方は、こちらを選ぶといいでしょう。
高さ調整が楽なフリーストップ方式と段階別ラック式
ピアノ教室や、ピアノを兄弟で習っているご家庭などは、素早く高さが変えることができる、以下の補助ペダルがおすすめです。
AX-T1
フリーストップ式の補助ペダルはこちらがおすすめです。
安心の日本製で、価格も2万円前後と良心的です!
高さが14~23cmまで調整が可能です。
身長120cm~のお子様にちょうどいいかと思います。
ただ、あくまで身長は目安で、補助ペダルはの高さは、足の長さで決まります。
身長が120cm以下のお子様でも、使用していただけるかもしれません。
一度ピアノの椅子に座っていみて、かかとから床までの高さを測ってみるといいと思います。
ペダルをおさえる金具は、丸いタイプですので、年式の古いピアノでも対応できるかと思います。
SP-D
8段階の段階別ラック式の補助ペダルです。
素早く高さ調整ができるタイプは、楽でいいですよ!
14.5cm~23.5cmまで高さで5段階調整できます。
複数人のお子様が補助ペダルを使う場合は、こちらの段階別ラック式を選ぶと楽でいいと思います。
ペダルをおさえる金具は、丸いタイプですので、年式の古いピアノでも対応できるかと思います。
こちらも日本製ですが、値段が2万円ぐらいで良心的ですね。
細かく高さを調整できる無段階調整ネジ式
高さが微調整できる補助ペダルがいい方は、無段階調整ネジ方式を選びましょう。
AX-100
補助ペダルの定番の機種と言われています。
ヤマハのHP-705とほぼ同じ形状ですが、ブランド名がないだけで、値段が比較的安価です。
二条ネジではないので、ネジを回すのは少々時間がかかりますので、複数で使う場合は、あまり向いていないかもしれません。
身長130cm~のお子様はアシストツールと補助台の分離型
身長が130cmのお子様は、一体型の補助ペダルでは、足が窮屈になります。
高さの低めの補助台と、ペダルに直接取り付けるタイプの補助ペダルを使用します。
アシストツールとアシストペダル
こちらは、補助台と補助ペダルがセットになったものです。
分離型で一番よく使われているのがこのアシストペダルですね!
こちらは軽量ですし、お子様でも楽に持ち運びができそうです。
11.4~16cmの高さで調整できます。
個人差あるかと思いますが、最低でも125cm以上身長があれば、使える高さかなと思います。
アシストペダルの付け方については、以下をご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ピアノの補助ペダルは、本当に種類が多くてどれを買えばいいかわかりませんよね。
おすすめの補助ペダルの選び方について詳しく紹介しました。
一昔前までは、足がペダルが届かない年代では、ペダルを使った曲は弾くことはなかったように思うので、個人的には補助台で十分と思っていました。
最近は、小さいころからペダルを使った曲を練習をすることが増えているそうなので、補助台か補助ペダルどちらを購入するべきか、必ず先生に確認した方がよさそうです。
背が小さめのお子様向けのM60やヤマハの補助ペダルは割高ですが、お子様の体にあった補助ペダルを買っていただけたらなぁと思います。
補助ペダルは、安いタイプのものもありますが、中国製も数多くあります。
中国製は当たり外れがあるようなので、できれば日本製で検討した方がいいかと思います。
以上、ピアノの補助ペダルのおすすめの選び方は?ヤマハとM60とAX100とAX-T1とアシストペダルなど紹介!と題してお届けしました。