ピアノを購入したいと思っても、どこで買えばいいかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
ピアノ販売店がいいのか、ピアノの先生や調律師の紹介がいいのか、ネットで購入するのもありなのか、どこで購入しても同じなのか…?
どんな店舗がよくて、悪いのかなども気になることだと思います。
購入方法のおすすめを紹介していきます。
今回は、ピアノを購入する時はどこで買えばいい?ピアノ販売店・調律師や先生の紹介など購入方法のおすすめを紹介!と題してお届けします。
ピアノを購入する時はどこで買えばいい?
ピアノはどうやって購入するのでしょうか?
ピアノを購入する方法を紹介していきたいと思います。
ピアノを購入する方法
ピアノを購入する方法は、だいたい6つあります。
- ピアノ販売店
- メーカー特約店
- 特定の時期に開催されている展示会
- ネット
- ピアノの先生の紹介
- ピアノ調律師の紹介
具体的に説明していきます。
ピアノ販売店
ピアノ販売店は、その名の通り、ピアノを販売しているお店ですね。
ピアノのみを販売しているお店もあれば、ピアノ以外の楽器も販売しているお店もありますね。
最近の楽器店は、ピアノ販売をしていないところが増えてきていて、ピアノ販売店は少なくなっています。
メーカー特約店
メーカーの特約店とは、メーカーと正規契約をしている販売店で、メーカーの商品の販売を任されているお店のことです。
車でいう、ディーラーのようなお店です。
メーカーの特約店の方が安心と思われる方も多いかと思います。
実際のところは…
後程ご説明いたします。
特定の時期に開催されている展示会
販売店が定期的に展示会を開催していることがあります。
倉庫がある販売店の場合、倉庫を解放して、セールしていることも多いです。
台数が豊富にそろっていることが多いので、たくさんのピアノの中から、選ぶことができます。
このような展示会などは、企業によって異なりますが、年に2~3回ほど大規模に行われることが多いです。
新学期が始まる前、2~3月や、夏休み~秋ごろ、8~10月ごろ、開催されていることが多いかなと思います。
ネット
最近は、ネット販売している業者も出てきています。
実物を見ることができないので、リスクが高いです。
ピアノの先生の紹介
ピアノの先生から販売店を紹介してもらい、さらに、先生にピアノ選びまで付き合ってもらうという方法もあります。
しかし、この方法には、気を付けなければいけないことがあります。
のちほど説明します。
ピアノ調律師の紹介
知り合いにピアノ調律師がいる場合は、ピアノの先生の紹介と同じように、販売店を紹介してもらったり、一緒に選びに行ってくれる人もいると思います。
あと、調律師がお客様の希望のピアノを中古のピアノを探し、買取って、調律師自ら、調整して、そのピアノを販売してくれる場合もあります。
ピアノ販売店・調律師や先生の紹介など購入方法のおすすめを紹介!
- ピアノ販売店
- メーカー特約店
- 特定の時期に開催されている展示会
- ネット
- ピアノの先生の紹介
- ピアノ調律師の紹介
ピアノ販売店、メーカー特約店、定期的に開催されている展示会、ネット、ピアノの先生、調律師の紹介…。
それぞれ、メリットとデメリットがあります。
ご自身に合った購入方法を、メリットとデメリットを踏まえて、見つけてみてください。
購入方法のメリットデメリット
それでは、購入方法のメリットとデメリットを紹介していきます。
ピアノ販売店のメリットとデメリット
ピアノ販売店のメリットは、ピアノの詳しいスタッフがいれば、ピアノのことがよくわかります。
調律師がいる場合、詳しく教えてくれることが多いです。
なので、可能であれば、調律師がいる販売店に行くことがおすすめです。
そして、台数がたくさんある販売店だと、弾き比べることができて、好みのピアノが選べますね。
デメリットとしては、ピアノのことをあまり詳しくないスタッフ(営業マンなど)だと、下手なピアノをすすめられてしまう可能性があります。
あと、やはり、正直すすめたくないピアノも在庫の中にあります。
しかし、そのようなピアノも、売らなければいけないので、たとえよくないピアノでも、セールストークでお客様を惑わせて、うまいこと契約にもっていくということも、よくあることです。
そして、悪質な販売店だと、自社メーカーのピアノを売りたいからといって、自社メーカーのピアノをしっかり調律して、某有名メーカーのピアノの調律を粗末にして、自社メーカーのピアノをよく見せようと仕組んでいる販売店も実際にあるようです。
新品で安いピアノは、だいたいその販売店の独自ブランドと思っていいでしょう。
おそらく、お客様の目についたりしたら、強くすすめてくると思います。
やはり、独自ブランドだと、利益が大きいですからね。
メーカー特約店のメリットとデメリット
メーカー特約店のメリットは、やはりメーカーがバックについているので、安心感があるといったところでしょうか。
中古ピアノでも、「ヤマハリニューアルピアノ」という、ヤマハが整備した中古ピアノがあるんですね。
「リニューアルピアノ」という言い方は、以前までは、ヤマハ以外の様々な販売店などで、中古だけど、きちんと整備されたピアノという意味で、使用されていました。
しかし、ヤマハが「リニューアルピアノ」の用語を、商標登録したので、ヤマハ以外の会社や販売店は、使用できなくなりました。
ヤマハが整備したピアノと、ヤマハ以外の企業が整備したピアノ、違いがあるのかと言われると、正直そこまで違いがありません。
デメリットは、特約店でのピアノは、やはり少し値段が割高になります。
前述した、ヤマハリニューアルピアノは、比較すると結構価格が高いことが多いです。
やはり、メーカーならではの整備をしているということで(実際特別なことはしていないが)、割高料金になっているのだと思います。
あと、ピアノ購入後のアフターサービス、定期調律ですね。
定期調律の値段も、特約店の場合高いことが多いです。
期間限定で開催されている展示会のメリットとデメリット
たまに開催されている展示会のメリットは、広い倉庫や催事場だったりすることが多いので、ピアノの数が多く、選択肢が多くなることだと思います。
こういう催しの場合、お得にピアノが買えると思われがちですが、実はそうでもなかったりします。
目玉商品が数台あるぐらいで(おすすめしません。大概エントリーモデルなどの安すぎるピアノ)、他は、普段と同じ価格で販売されていることが多いです。
値引き幅も、お店によりますが、普段と同じ程度しかできないと思っていいでしょう。
なので、価格は期待しない方がいいと思います。
そして大盛況のことが多く、かなりの台数のピアノが売れるので、販売員の方たちも気合を入れて、接客に臨んでいます。
なので、販売員の圧に負けず、惑わされないように、選んでいくことが大切です。
ネットのメリットとデメリット
ネットは、デメリットの方が大きいので、おすすめしません。
デメリットは、実物を直接みることができないので、リスクが大きいです。
届いてから、こんなはずじゃなかったと後悔する場合が100%に近いほどあります。
メリットは、強いて言いうなら、手軽に購入できるところでしょうか…。
電子ピアノであれば、お店に試し弾きしにいって、後から、ネットで安く購入するのはありかと思います。
ピアノの先生の紹介のメリットとデメリット
ピアノの先生の紹介のメリットは、個人的に正直あまりないような気がします。
ピアノの先生は、演奏する専門家であって、ピアノの内部の知識はないという方がほとんどです。
ピアノの先生の決め手は、弾きやすいか弾きにくいかなど、タッチや音色の違いぐらいで、ピアノの特徴などを理解している先生は、ほとんどいらっしゃらないです。
先生に紹介された販売店で注意しなければならない点は、生徒にピアノを購入させて、販売店から先生に報酬が入るという仕組みが多くあります。
いわゆる、バックマージンですね。
ピアノの先生はだいたい、楽器店とお付き合いがあることが多く、楽器店も生徒を紹介してくれると、恩恵を受けられますよね。
アコースティックピアノの場合は、値段交渉がある程度できるので、このバックマージンが発生すると、その分値下げ幅が小さくなってしまいます。
少しでも安く購入したいという方は、先生の紹介には、注意が必要です。
そして、ピアノの先生に付き添ってもらって、販売店へ選びに行くというのも、避けた方がいいと思います。
先生は、メーカーや音色などの好みがはっきりしていることが多いので、先生自身の好みのピアノをおすすめされがちです。
販売店で選んでいる時は、先生がおすすめしているし、それでいいと思うかもしれませんが、家に届いて、弾いてみると、なんかしっくりこないということ、少なくありません。
そして、生徒自身が、先生の紹介されたお店以外で、いいピアノを見つけたと思っても、なかなか先生に言い出しにくいものです。
その点、ピアノの先生の紹介は、選択肢が狭まるということになりかねません。
ピアノ調律師の紹介のメリットとデメリット
ピアノの調律師の紹介のメリットは、品質の安定したピアノが見つけてくれるといったところでしょうか。
調律師に付き添ってもらって、お店に行くということもありますが、だいたいは、調律師がお客様の希望のピアノを探し、自ら整備して納品するというのが多いと思います。
上記は、フリーの調律師ができることで、楽器店などに所属している場合は難しいです。
個人的には、このフリーの調律師が販売するという方法が、一番おすすめです。
信頼できる調律師を探すことから始めないといけないというデメリットはありますが、状態のいいピアノが手に入りやすいと思います。
調律師自ら調整するので、あらかじめ、好みのタッチや音色を伝えておくと、理想に近い状態に調整してもらうこともできます。
アフターサービスについて
ピアノは、買って終わりではありません。
そして、ピアノは一生ものです。
定期調律がずっと必須なので、今後も続けられるようなアフターサービスを提供しているところを選ぶことも大切です。
例えば、メーカー特約店など、メーカーと繋がっているところの場合、調律の値段が割高に設定されています。
定期調律は、しないといけないとみなさん思ってくださるのですが、どうしても後回しになってしまうもの。
知らないうちに、1年や2年なんてすぐに経過してしまうのです。
そして、空き年数が発生すると、調律代に割増料金が追加されることも多々あります。
通常でさえ、定期調律は後回しになるのに、割増料金があると、余計にやる気がなくなりますよね。
できるだけ、定期調律の続けやすい価格設定のところを選んで、空き年数による割増料金についても、見ておいても、いいかなと思います。
まとめ
ピアノを購入する時は、どこで買えばいいかについて紹介しました。
結論、個人的には、調律師を通じてというのが、一番安心だと思います。
勉強がてら、ピアノ販売店や期間限定の展示会に行ってみても、いいと思います。
そして、ピアノの先生の紹介については、注意が必要で、楽器店と繋がっている場合、先生にバックマージンが入ることもあるので、値下げできる幅が小さくなることがあります。
先生にお任せしたいということであれば、お願いしてみるのもいいと思います。
あと、アコースティックピアノをネットで購入するのは、論外ですよ。
以上、ピアノを購入する時はどこで買えばいい?ピアノ販売店・調律師や先生の紹介など購入方法のおすすめを紹介!と題してお届けしました。