ピアノは高価なものです。
ローンを組まないと、購入できないという場合もあるかもしれません。
今回は、ピアノを購入する際、どんなローンが利用できるのかや、残価設定型クレジットのデメリットについても紹介していきます。
おすすめの支払い方法はどれなのでしょうか?
今回は、ピアノ購入時のローンはやめた方がいい?残価設定のデメリットやおすすめの支払い方法を紹介!と題してお届けします。
目次
ピアノ購入時のローンはやめた方がいい?
ピアノは決して安くないので、ローンを利用したいと思っている方もいらっしゃるかと思います。
ピアノには、どんなローンが使えるのかについてと、ピアノをローンで購入するのはやめた方がいのか紹介していきます。
ピアノのローン
まずは、ピアノ購入には、どんなローンがあるのかを説明していきたいと思います。
- 楽器店などのショッピングローン
- 銀行の楽器ローン
- クレジットカード
- JAのフリーローン
- 国民政策金融公庫
- 残価設定型ローン
- 消費者金融
この7つが、使用できるローンです。
楽器店などのショッピングローン
一番よく使用されているのが、この楽器店などのショッピングローンだと思います。
ピアノ販売店では、ローン業者と提携していることが多いです。
「〇回まで無金利」といった、キャンペーンをしていたりするので、金利の心配をしなくてもいい場合もあります。
ボーナス払いも使用できます。
銀行の楽器ローン
銀行では、楽器ローンを取り扱っているところがあります。
住宅ローンや自動車ローンなどの、「目的別ローン」と呼ばれている類です。
楽器の費用で限定することで、比較的低金利でローンが組めることが多いです。
楽器店のショッピングローンよりも、金利が低い場合があるぐらいです。
クレジットカード
クレジットカードの分割払いを利用する方法です。
クレジットカードが利用できる販売店なら、使えます。
一括払いしか対応していないお店もありますが、大概後から、カード会社側で、分割やリボ払いに変更できることが多いです。
少額であれば、キャッシング枠もあります。
限度額は低めで、上限は30~50万円程度です。
そして、限度額は、ショッピング枠と共通なので、あまり高額な借り入れをしてしまうと、カード自体の限度額がすぐにいっぱいになってしまう可能性もあります。
キャッシングするなら、少なめにしておくのが無難でしょう。
JAのフリーローン
ローンを組もうと思った時に、JAのフリーローンを利用しようと思った人は少ないと思います。
知名度がないため、候補にあがらないことが多いです。
ただ、JAのフリーローンは、銀行などのローンよりも金利が低いことが多く、意外と優しいローンだそうです。
JAは地域によって管轄が変わるので、ローンの融資条件も地域によって違います。
一度調べてみるのもありかもしれません。
国民政策金融公庫
ピアノを購入する目的が、ピアノ教室やピアニストとしての自宅の練習用など、仕事が利用目的の場合、この国民政策金融公庫が利用できます。
一般の金融機関での金利よりも、はるかに低い金利で融資を受けることができます。
融資を受けられるかどうか確認するには、近くの国民政策金融公庫の支点に問い合わせてみてください。
残価設定型クレジット
自動車などのCMで、「残クレ」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
残クレとは、残価クレジットのことで、数年後買い取ることを前提に、ローンを組むため、買取価格分、元本を少なくできます。
そのため、毎月の支払を減らすことができます。
ヤマハで利用することができます。
車なら、メリットは多少あるかもしれませんが、ピアノとなると…後程説明します。
消費者金融
消費者金融は、最終手段ですね。
下記で詳しく説明しますが、ローンには審査が必要です。
通らなかった場合は、消費者金融を頼らざるをえません。
即日で融資可能であったり、審査が通りやすいというメリットもありますが、金利がかなり高いです。
ピアノの購入にローンが必要という方の場合、月々の支払いも抑えたいかと思うので、返済額が高くなりやすい消費者金融は、避けるのが無難でしょう。
ローンには審査がある
ローンを利用するためには、審査に通らないと利用できません。
審査基準は、ローンの会社や金融機関によって違います。
やはり重要となってくるのが、申し込む方が返済できる能力があるのかや、信用できるのかどうかというところになってきます。
具体的に、以下の項目が確認されています。
- 職についていて、毎月安定した収入があるのか
- 他社の借入額、件数が多数あるのか
- クレジットカードやローンの返済を漏れなく行っているか
- 信用情報に事故情報がないか
このような項目を確認して、毎月返済できそうかや、お金のことを信用して大丈夫かどうかをチェックされます。
なので、普段のクレジットカードの支払い状況なども確認されるので、一回でもカードの支払いを延滞しまうと、審査に通らない場合があります。
ピアノをローンで買うのはやめた方がいい?
何に関しても、ローンは慎重に考えた方がいいですよね。
ローンといえば、聞こえはいいですが、言い換えれば借金と同じことです。
人間だれでも、数年後どうしているかなんてわからないわけで、数年後、会社を退職せざるをえなくなって、ローンの支払いどころではないということも、あり得ますよね。
しかし、どうしてもピアノがほしいという場合は、無理なく返済できる金額に設定して、ローンを利用するのがいいでしょう。
残価設定のデメリットやおすすめの支払い方法を紹介!
さて、先ほど説明させていただいた「残価設定型クレジット」ですが、デメリットがあるとお伝えしました。
そのデメリットについて、詳しく見ていきたいと思います。
また、ピアノ購入でおすすめの支払い方法についても、紹介していきたいと思います。
残価設定型ローンのデメリット
残価設定型ローンは、自動車のCMなどでよく宣伝されている「残クレ」という言葉とほぼ同じ意味で、聞きなじみのあるという方も多いと思います。
なんとなくお得そうだな、と思われるかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか?
ピアノの残価設定型クレジット
まず、残価設定型クレジットは、何年後かに買い取る前提で、ローンを組むので、買取金額分をもとの価格より引いた金額をローンで払っていきます。
ピアノの残価設定型クレジットは、ヤマハで展開されています。
下取りされるのは、3~4年後と決まっていて、中古ピアノは対象外で、新品のアコースティックピアノに限られています。
サイレントピアノや自動演奏ピアノも対象となっています。
最終は、「残価を一括払いで購入」「再分割払いで購入」「ヤマハへ返却か買い替え」の3つの選択肢の中から選べます。
例えば…
- 幼少期のお子様の練習用のアップライトピアノ
- 部活で忙しくなり夜間でも練習したい中学生にサイレントピアノに買替
- お子様が独立し、夫婦のbgmとして自動演奏付きのピアノに買替
…といった感じでライフスタイルに合わせて、買い替えやすく、安心です。
上記のように、ヤマハは謳っていますが、こうやってピアノを買い替えていくご家庭は少ないと思います。
そして、3~4年後にヤマハに返す前提で、ピアノを購入するなら、普通に買った方がいいと思いませんか?
この残価設定型クレジットは、ある意味「レンタル」ですよね。
車なら、買い替える前提で、購入するのもありかもしれませんが、ピアノの場合は、そこまで頻繁に買い替えることは、一般家庭ではないと思います。
ただ、金利はゼロみたいなので、ローンを利用しないと経済的に厳しいという場合や、お子様が本当に長く続けるのか心配という場合は、やってみてもいいかもしれませんね。
ただ、お子様が続けるかどうか心配と思っていたら、本当に続かないものです。
ピアノを続けさせるためには、お子様を信用することが大切かなと思います。
残価設定型ローンのデメリット
ピアノの場合、買い替えることがほとんどありませんし、結局通常のローンを組むのと変わらないので、デメリットが云々というよりも、利用するメリットがないと思います。
買取金額は、あらかじめ決まっているようですが、キズやピアノ内部に不備があった場合は、買取査定額が変わるようなので、ピアノの状態によっては返却する時に、追加で請求される可能性もあります。
100万円のピアノを60万円ぐらいで手に入るといっても、4~5年後には、返却しなければいけないません。
せっかく払った60万円がもったいないと思ってしまいます。
3~4年ほど自由に使用できる、「レンタル料」と思えたらいいのでしょうけどね。
個人の意見を漏らしてしまいましたが、ご容赦ください。
ピアノの購入の支払い方法のおすすめ
ピアノ購入の支払い方法のおすすめは、クレジットカードではないでしょうか?
個人的な感想も入ってしまいますが、クレジットカードは、ポイントがつくので、やっぱりお得ですよね。
現金だと、ポイントなどの還元がなにもありません。
ローンだと、金利が発生することが多いので、金利の分損してしまいますよね。
しかし、無金利でローンを組める販売店も最近は増えてきているので、経済的に厳しいという場合は、無金利でローンが組めるお店を選べば、いいかもしれませんね。
ただ、ローン言い換えれば借金、やはりリスクがあるので、くれぐれも無理のない金額で組むのが大前提だと思います。
まとめ
ピアノ購入では、楽器店のショッピングローンや銀行のローンなど、様々なローンが組めますが、おすすめの支払い方法は、クレジットカード払いか現金です。
残価設定型クレジットを展開しているメーカーもあります。
残価設定型クレジットのデメリットは、買い替えることを前提にピアノを購入することはご家庭ではほとんどないので、利用するメリットがないということです。
以上、ピアノ購入時のローンはやめた方がいい?残価設定のデメリットやおすすめの支払い方法を紹介!と題してお届けしました。