自動演奏ピアノは、名前の通り自動的に演奏してくれるアコースティクピアノのことです。
その自動演奏ピアノの仕組みはどうなっているのでしょうか?
今持っているピアノに後付けできたらいいな…と、思われたことはありますか?
自動演奏の後付けは、ヤマハでやってもらえるのでしょうか?
そもそも、自動演奏の機能は、後付けできるのでしょうか?
故障したら修理はできるの?と疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
カワイプレーヤーミニピアノというのも話題になっているようですので、紹介していきます。
今回は、自動演奏ピアノの仕組みはどうなっている?ヤマハで後付けできるかや修理についても紹介!と題してお届けします。
目次
自動演奏ピアノの仕組みはどうなっている?
出典:https://jp.yamaha.com/sp/myujin/13005.html
自動演奏ピアノは、日本だとヤマハの「ディスクラビア」が有名です。
自動演奏ピアノの仕組みは、鍵盤を押す代わりに、電磁石で鍵盤を下から突き上げて、ハンマーを動かしています。
仕組みは意外と単純ですね。
録音も可能です。
鍵盤の下とハンマーの根本にもセンサーがついていますが、これは、鍵盤を押し始めてから、押すまでの一連の動作の情報を計測します。
電磁石にどれぐらいの電流を流すかをこのセンサーでコントロールして、鍵盤を動かす仕組みになっています。
単純にすごいですよね。
上の画像は、グランドピアノのアクションですが、アップライトピアノも同じような仕組みになっていますよ。
ヤマハで後付けできるかや修理についても紹介!
自動演奏ピアノは、後付けはできるのでしょうか?
修理についてや、デメリットもお伝えしていきます!
自動演奏ピアノの後付けはできる?
自動演奏機能が、自分のピアノにもつけられるのかどうか、気になる方もいらっしゃるかと思います。
自動演奏ピアノを後付けできるメーカーは、消音ユニットで有名なメーカーの「ピアノディスク」が販売しています。
グランドピアノ、アップライトピアノどちらも取り付けられるようですが、一部取り付けができない機種もあるので、事前に確認が必要ですね。
ピアノディスク ピアノオートプレーヤー(自動演奏ピアノ) プロディジー
ヤマハで自動演奏の後付けはできる?
ヤマハの自動演奏ピアノは、後付ユニットがないので、グランドピアノ、アップライトピアノともに、取り付けは不可能となっています。
ヤマハの製品が欲しい場合は、自動演奏ピアノがそなわっているピアノを購入してください。
自動演奏ピアノの修理について
自動演奏ピアノは、電子機器です。
電源が入らない、コントローラーの電源は入るものの演奏されないなどの、故障はつきものでしょう。
なおらない場合も少なくありません。
精密機器がたくさん埋め込まれているため、調律師では対応できません。
専門の修理業者に依頼してください。
自動演奏ピアノのデメリット
自動演奏ピアノは、レストランやホテルのロビーなどで使われていたり、自宅でBGMとして使われていることがあると思います。
デメリットとしてあげられるのは、やはり、電子機器を埋め込むということですので、ピアノの価値が下がってしまい、買取価格が下がってしまいます。
故障した場合、最悪の場合はなおらない可能性もありますので、注意が必要です。
そして、自動演奏機能の部品からの、雑音が出てきてしまうことがあります。
これは、どうしようもなく、なおせない場合も多いです。
以前紹介した、消音ユニットと同じようなデメリットが出てきましたね。
購入を検討する場合、このような点も踏まえて、考えた方がいいと思います。
カワイプレーヤーミニピアノ
出典:https://www.kawai.co.jp/news/20180730/
カワイのミニピアノ、トイピアノとも呼ばれていますね。
ご存じの方も多いかもしれませんが、YouTubeで話題になっている「かてぃん(角野隼人)」が使用している小さいピアノです。
このミニピアノに自動演奏機能が組み込まれているものが発売されています。
内臓曲は30曲で、ミニピアノ用にオリジナルアレンジされた曲が内蔵されています。
鍵盤を動かす装置が搭載されていて、実際に手で弾くように自動でハンマーを動かして、パイプを叩いて演奏するようです。
もちろん、自分の指で鍵盤を叩いて演奏することもできます。
形状も、本物のグランドピアノそのもので、かわいいですよね!
自動演奏ピアノの仕組みのまとめ
いかがだったでしょうか?
自動演奏ピアノの仕組みは、鍵盤の奥に埋め込まれている電磁石が、鍵盤の下から突き上げて音をならしているという仕組みでした。
日本では、ヤマハが有名ですね。
カワイは、自動演奏機能付きのミニピアノが発売されています。
後付けはできますが、ヤマハでは後付け対応ユニットがないということです。
修理に関しては、調律師では手に負えないところがありますので、専門の修理業者に依頼してください。
以上、自動演奏ピアノの仕組みはどうなっている?ヤマハで後付けできるかや修理についても紹介!と題してお届けしました。